2025年7月7日(土)太平洋とカリブ海をつなぐ壮大なパナマ運河のカリブ海側の入り口に位置するクリストバル。朝は黒く低い雲が漂い雨降り、午後からの文化体験「クナ族」が気になります。

私の観光プラン

本日の資料

20250707クナ族最終案内
20250705_クリストバル(パナマ)寄港地情報
20250707船内新聞

本日の船内WIFI状況

クリストバル(パナマ)も楽天モバイル利用できない地域です。ByteSIMのEsimを購入($6:2GB)して9時頃から利用を開始しました。
スターリンク残容量:6.17GB→5.97GB(△0.20GB)

本日の歩数

寄港地ですが少な目
17,328歩

早めの入港

予定では11時30分着岸でしたが、朝から陸が近いです。とうとう7時過ぎに港に入ります。すると急病人搬送という緊急事態対応のため、着岸するとアナウンス。朝8時頃に着岸して救急車で9時頃運ばれました。

ターミナルの目の前には大きなショッピングモールが2つあります。



11時15分に下船許可があり、ショッピングセンターの探検です。


ショッピングセンターでの買い物

11時30分からクナ族ツアー集合時間14時までの間はショッピングセンターでのお買い物。徒歩3分位のスーパーに到着、品揃は多く、お安いことを確認、缶ビールは1本$1。

スーパーの隣に新しくできたブランドのお店や飲食店ある商業施設を見学。そこから見えるピースボートの姿も素晴らしく、大きな壁画の写メポイントも印象的でした。

スーパーではビール類・お菓子・スモークサーモン・チーズ等をチョイスし、ピースボート乗客で混雑した列に並びましたが、突然レジの女性が断りもなく居なくなりました。どうも一定の時間に5分間のトイレタイム(休憩)を自由に取得して良い事になってるようです。文化の違いですね。


クナ族の文化体験

出発

14時にビスタラウンジに集合し、参加者40名と関係者4名がバスに乗り込みます。最前列に座りましたが関係者の席と言われ後部へ移動し14時30分頃にバスは出発。


クナ族集落に到着

出発してクリストバルの車窓からの街並みを見た時、荒廃している住居を目の当たりにして治安が良くない事がすぐ理解できました。

冷房がイマイチのバスで汗かきながら1時間半掛け到着したのは、パナマ運河の太平洋側の入口で首都のパナマシティ方面。クナ族の集落には15時55分頃に到着、子供たちのお出迎えがありました。


刺繍体験

1000名が住んでいるクナ族集落のコミニュティーセンターで刺繍体験が始まりました。色違いの2枚の布が配布され、4名に1名の割合でクナ族の女性が配置され、指導してくれる仕組みです。

頑張りましたが、男性陣は途中退席、外で子供達と遊ぶ方が増えてきました。刺繍制作の大変なことは良く理解できました。


集落散策と夕食

ツアー参加者は、地元ガイドの方の説明と共にクナ族の集落を一周しました。住居はコンクリートブロックの外壁にトタン屋根。電気やテレビはあり、車を所有している家もあり、子供たちはスマホを持っていました。wifiも繋がってました。昭和初期の日本の家屋に現代が融合している、不思議な生活様式です。

途中、2012年にピースボートの支援で作られたコンクリート製の坂道があり、それを登り切りコミニュティーセンターに戻りました。

17時30分頃と少し早い夕食です。ココナツライス、味付けが素晴らしいお肉、バターで調理された野菜のワンプレート、フルーツ、飲み物は冷えたパイナップとオレンジを合わせたジュースです。冷蔵庫等の家電も普通にあるようです。


モラ刺繍のお土産

パナマの先住民族であるクナ族の女性たちが作る、色鮮やかな民族衣装の装飾布「モラ」の販売所があります。ここで本物の「モラ」を購入。熟練、ベテランの方もいれば、これからという若い方もいます。ベテランには敬意を、これからの方には応援という意味も込めていろいろな方から少しづつ購入しました。



何故このツアーを選んだのか

相方の母は刺繍を趣味から始め、その後教室の研究科で様々な様式を勉強し作品制作に挑んだ人です。年一度の作品展に留まらず、愛好家と共に新しい取り組みなど、刺繍という媒体で多岐に渡って活動をしていました。その中で世界中の刺繍を勉強中に、「モラ」と出会い刺したのがこの作品でした。今回知りましたがクナ族はこのモラを誇りにし、制作方法は門外不出です。ですから、おそらくモラの写真を見て、自分なりに真似てみたのだと思います。相方は数ある作品に共通する、母らしい個性特徴を作品の中に感じていました。しかしモラだけはダイナミックな色合いやデザインが、母の作品の中でも突出していたので、その観点から印象的だったそうです。今回の船旅のオプショナルツアーの案内で、このモラの原点に触れるツアーは何より関心が深く、真っ先に選びました。



クナ族との交流会

次のクナ族との文化体験イベントは交流会です。最初は民族衣装を着たチビッ子が大きな声で歌を披露、次は小学生位の子供達がダンスを披露し、最後は我々もダンスの輪に加わりました。子供達はこの日のために2週間前から練習したそうです。

また、このクナ族の集落に広島から13年前に移住した男性がいました。イベント参加しとても楽しそうな笑顔が印象的でした。

歓迎ダンス等のお礼に我々は炭坑節・幸せなら手を叩こう・阿波踊りを披露し、最後はクナ族の子供達も参加して思い出残る交流でした。

最後には全員で記念撮影、支援物資の贈呈、村長さんの挨拶でクナ族の文化体験は終了。帰りのバスに乗り込み真っ暗な外を見ると子供達が見送りに来てくれていました。

費 用

クナ族の文化体験ツアー:36000円
wifi:952円+575円
スーパー買い物:9755円
マグネット購入:575円
モラ刺繍購入:$68(9860円)
合計:57,717円
累計:870,552円

感想

クナ族の子供達が楽しそうに仲間と笑顔で広場で遊ぶ姿、笑顔が素晴らしい人達でした。このツアーはとても印象に残りました。